私の道は私が照らす

とても簡単なこと。心でないと、よく見えないということだよ。一番大切なことは、目には見えない。(星の王子様より)

命の価値がわからなくなる空間

我が家にはインコ一羽、十姉妹が二羽います。

 

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セキセイインコのぴーちゃんです。

日本中によくありそうな小鳥の名前のぴーちゃんです。

あと2か月くらいで2歳になります。

 

今日はぴーちゃんのご飯が残り少なくなってきたので

近所のホームセンターに買いに行きました。

そこにはペットコーナーがあって、犬猫をはじめ、爬虫類や鳥類、ウサギ、

モルモット、ハムスター、なんと陸ガメまでいます。

行くといつも違う動物がいて、ヒナや子供がたくさんいて

複雑な気持ちになります。

この前いたあの子たちは

売れたのか、たたき売られたのか、処分されたのか…

 

自分もペットを飼っているから、わかるのですが

自分のような人間たちが寂しさをうめるためか何か

とにかく自分のために動物の命を好き勝手にしていて

自然の摂理に反しているなと思います。

食べるため、生きるためではなく、人間の楽しみのためだけに

繁殖され、入荷された動物たちは、大きくなったら価値がなくなるから

捨て値で売られたり処分されたりしてしまう。

「かわいい、かわいい」ってばかじゃないの、って

自分でも思います。

そういう人間がたくさんいるからペットビジネスが成り立って

人間に好き勝手される動物が増えてしまうのに。

なんで買うときにそういう背景をちゃんと考えなかったのだろう。

私がこのぴーちゃんを選んで、その陰で選ばれなかったインコが

処分されたり、

処分されなくても、ヒナのうちに売れなくて成鳥たちのかごのなかで

どう考えても個体数に見合わない狭いところに押し込められて

一生を過ごすのかもしれない。

一生思いっきり飛ぶことができないかもしれない。

 

だけど、実際うちにぴーちゃんがいてくれて私は何度も救われています。

悲しくて泣いているとき、ぴーちゃんが私の手に止まってくれて

私の目を見つめてくれて、本当にありがたかったです。

この触れ合いがぴーちゃん以外の動物たちの犠牲の上に

生じていることは悲しいけれど、認識しているけれど

ぴーちゃんが与えてくれた心の平静には感謝したいです。

飼っている以上は、ぴーちゃんと十姉妹たちに過ごしやすい環境にして

仲良く生きていこうと思いますが、

やはり当時深く考えずに購入してしまったことは

あとあとペットショップに足を運ぶにつれて後悔しています。

 

ペットを飼っている人って、みんなどう考えているんだろうなぁ。