私の道は私が照らす

とても簡単なこと。心でないと、よく見えないということだよ。一番大切なことは、目には見えない。(星の王子様より)

私ってなんて素晴らしいんだろう!

昨日勇気を出してメンタルクリニックを予約した私は

今朝、少し緊張しながらクリニックに行ってきました。

初診だったし場所が微妙にわからなかったので、不安はありましたが

それよりも朝一仕事に行かなくて済むことに対して安堵していて

今の私は本当に職場が嫌なんだと思いました。

それもこれも、自分が職場の人付き合いにきちんと向き合わなくて

人間関係がうまく築けていないことが原因で

それをどうにかするために精神科に来ているんだから・・・

ここで何とか変わりたいと、祈るような気持ちです。

 

待合室はとても工夫されていて、結構大人数の患者さんが待てるスペース

なのですが、椅子がいろいろな方向を向いていて、顔を合わせなくていい

配置になっています。

また、カドカドしい家具が徹底して無くて、丸みのある椅子、テーブル

観葉植物の鉢、ドアノブになっていました。

角っぽくなっているのは柱とか扉の角くらいです。

 

以前、気持ちのバランスを崩して別の心療内科に通っていたときは、

性格診断のようなテストや

家族構成とかこれまでの人生についての詳細な問診はなかったですが

(先生による口頭質問だけで、内容は現在の状態についてが主でした)

今回はPEGテスト?というのと詳細な問診を看護士さんにされました。

自分のこれまでについて質問に沿って答えているうちに、

自分の歩んできた人生そして現状に嫌悪感がして気分が沈みました。

 

問診が終わってしばらくしたら、先生による診察でした。

仕事以外のプライベートでは特に問題なく友達もできるし

イベントなんかにも参加できるということ、

仕事で具体的にどういうときに人付き合いが怖いと思うのか

自分が空気読めてないんじゃないかという不安、言葉遣いに

イライラされているんじゃないかという不安、上司の機嫌が今

いいのか悪いのか考えすぎて話しかけられないということなどを

私から伝えました。

先生にはいつもそんな風に顔色をうかがっていたら

あまり本音から話せる人はいないんじゃないかとか

それで、どんな自分になりたいのかとか

これからどんな人生にしていきたいのかとか

今緊張しているかとか

よく眠れているかとか

いろいろ聞かれました。

先生の質問に答えているうちに、私が人の顔色をうかがう習性は

昨日今日に身についているものじゃなくって

もっともっと昔からそうしてきたことなのかもしれないって

気づき始めました。

思えば、学生時代の友人とは腹を割って話しますけど

結構空気は読むというか、自分が切羽詰まっているときは

ガーッと話して聴いてもらうこともあるのですが

基本的には相手の出方を見てからどんな話をするか決めているかも。

あと、父親と話すときはかなり顔色をうかがっているし、

そうして話していると気疲れしてくる。

本当に顔色を気にせずに自然体でいられるのは

兄弟だけかもしれない。だから兄弟で過ごす時間はとても楽で

私にとって大切なのかもしれない。

小中学校の学校生活でも、私は勉強が割と得意な方だったし

素行も普通だったので

先生たちに気に入ってもらっていて、いい子だと思われるのがうれしくて

期待に沿うように優等生に振舞って、大人の顔色をうかがっていた。

そうやって自分を作り上げてきたから、他人の評価が大きなウエイトを占めていたから

他人にどう思われるかが怖くて、職場でどう思われるかが怖いんだと思います。

 

ひとしきり質問が終わって、私が答え終わって先生が言った言葉が

「もっと自分を気に入ろうか」

という簡潔なことでした。

でも、その効果は絶大でした。

言葉がスーッと入ってきたときに、感じるよりも先に涙が出そうになって

いかんいかんと堪えました。

私は本当に自分を気に入っていない。ってなぜこの人はあって間もなく

少し話しただけで気づいてしまうのかと不思議でした。

これがプロなのかと思いました。

というか、私自身言われてから「気に入っていないのかも」と

考えて、「本当に気に入ってない、だからいつも変化を求めているのか!」と

納得したのです。

お気に入りのものだったら手入れするけど、気に入っていなかったら

大事にしようと思わないよね?と先生は言いました。

つまり私は自分を粗末にしていると。

疲れているみたいだと。

そんな風に労わられたことはなくて、また泣きそうでした。

それと、言おうかどうしようか迷ったように言ってくれたのが

「君は本当は甘えん坊で泣き虫なんだよ」

っていうことでした。

それは全然自覚がなくて、私はお姉ちゃんだからしっかりしなきゃって

周りから言われて自分もそれが当然と思って育ち

優等生だと思われて期待に応えたいと思って責任感のある子供になりきって

自分が甘えん坊だなんて思う隙がなかった。

泣き虫は、本当はそうだと思う。

すぐ泣きそうになるけど、そんなの社会人としてありえないし

彼氏といたって、泣いているところなんか見せたくないし

親に見られて問い詰められるのも面倒くさい。

私が本当に本当につらくて泣けるのは親友の前でだけで

すごくつらいとき電話して泣いていた。

泣くときは号泣している。

 

そして、毎日日記で

「私ってなんて素晴らしいんだろう!」って

書くことを日課にして、って言われました。

それだけで違うんだから、と。

そんなことで気持ちが変わるのかと今も疑っていますが

信じて今日から書くことにします。

それから、抗不安薬を1日2回分。

それから、最近夢を見ることがしょっちゅうで

睡眠はたっぷりとっているのに朝疲れているって言ったら

睡眠薬を出してくれました。

5~6時間で効果は切れるから朝起きれないってことはないから

安心して飲めるらしいのですが、

それでも起きられなかったら、それは私がこれまで自分を大事にしてこなかった

ツケだと思って、と笑っていました。

 

自分が疲れているということも、自分を気に入っていないってことも、

甘えん坊で泣き虫だということも、

先生の視点から見た私であって、自覚があったところもなかったところも

とりあえず先生を信じて、やってみようと思いました。

 

次回の通院は1週間後です。

「私ってなんて素晴らしいんだろう!」を続けるのはなんだか気恥ずかしいですが、

とにかくやってみようと思います。

抗不安薬はリーゼのジェネリックのなんたらってやつで、

リーゼは以前効いていたので、それがあることも心強いです。

 

とにかく仕事を続けて生活を続けたいし

職場にいることが楽になったらいいなぁ。